開所3箇月

 早いものだ。

近況

 3月に入ると暇になった。暇になったので、満を持して看板の照明を点灯させてみた。

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 看板の照明の効果かGoogleマイビジネスに登録した効果かはわからないが、その後は週に1本ずつぐらい安定して相談の電話がかかってくるようになった。
 開所前の私の試算では、週に1本ずつ相談の電話がかかってくれば経営と家計が成り立つということだったので、今のところは良いペースだ。狙い通りすぎるくらいだ。今後増えたらどうしよう、と思わなくもない。減ったらどうしようとは思わないところが私の個性だ。
 とはいえ、まだ赤字だ。
 一応、業界外の方向けに言っておくが、「週に1本ずつ相談の電話がかかってくれば経営と家計が成り立つ」というのは経営上も家計上も特殊だと思うので、弁護士業界とはそういうものかとは思わないでほしい。

土日夜間法律事務所

 土日夜間に開いていることを売りにして通勤電車の沿線で事務所をやるとどうなるか、当ブログ読者としては気になるところだろうと思う。
 最初しばらくは何故か事業者の方(法人含む)からばかりご相談・ご依頼を受けていたので、夜間に開いている意味はなく、むしろ午前中に執務していないことが自分でも不便に思った。
 最近は何故か非事業者の方のご相談・ご依頼が増えてきたので、夜間に開いているメリットが出てきた。
 とはいえ、まだ「休日夜間事務所の需要があるのかないのか」について語れるほどの件数を受けていない。
 このことについては後日改めて「自由と正義」あたりで報告したい。いや、面倒くさいからそこまではしたくない。

今日、裁判所に行ったら

 大阪高裁本館の西側通用門(?)の所で、検察修習の際にお世話になった植田検事とお会いした。
 私は検察修習の頃は体調が悪く、人に言っても理解されにくい病気だったので人に事情も言わず、いつもふらふらと不機嫌そうな態度を取っていた(ちなみに、その数箇月後に自分に合う薬を見つけて、その病気はほぼ完治に至った)。そんな私に、私の直接の担当でなかったにもかかわらず、親しげに話しかけてくださったのが植田検事だった。私は植田検事と他愛のない会話をすることで心の安定を確保し、検察修習を乗り切ることができたのだった。そんなわけで私は植田検事に多大な恩を感じている。しかし、下の名前は知らない。
 植田検事はマスクをしておられて、私は髪が生えていた(司法修習生の頃は坊主頭だった)のだが、何故か容易にお互いを識別することができた。そこで植田検事からまた優しい一言を頂いた。
 「ブログ、たまに見てる。」
 検事もブログを見るのか、という感想を持った。