開所1年
ここに夜間営業事務所を出していれば、いろいろ特有の需要が見えてくるだろうから、それに合わせてビジネスモデルを考えようと思っていた。
そう思ってまず適当に事務所を始めたまま、特に何も打ち出さずにもう1年が経ってしまった。
具体的な事件等の類型という意味では、需要はあまり見えてこない。
しかし、もっと広い視野で見るならば、思うところはある。
人が、弁護士に相談に行くのは、どういう場合か?極端な例を挙げれば、「訴状が来た」といった場合。これは弁護士に相談すべきだとわかる。だから、法律事務所に行く。
当たり前だが、弁護士に何かを依頼しに行くのは、その人が、弁護士に依頼しに行くべきだと判断したからだ。
これでは、言ってみれば、弁護士に依頼した方がよいかどうかの判断を、弁護士に依頼したらどうなるかを知らないクライアントに委ねていることになる。これで社会生活が上手くいくとは思えない。実際、手遅れになってから相談に来られる方は多い。
相談に来るのを待っていたのでは、そうなる。
解決策は、いろいろあり得ると思う。
クライアントと接していて思う。個人にも中小企業にも、気軽に相談できる弁護士が欲しいと思っている人は多い。いや、少し語弊がある。例えば、いつでも気軽に相談できる敷居の低い法律事務所があればよいとか、弁護士を紹介してくれて弁護士費用をも出してくれる保険があればよいとか、そういうことではない。気軽に相談できる特定の弁護士が欲しいということだ。
そういう弁護士がいれば、前述の問題の解決策の1つになる。だから、求められている。
話にまとまりがないが、思考にまとまりがないので、仕方がない。
ところで、事務所の設備も適当に作ったままなので、なんとかしたいとは思っている。
まずこれ、ダサいと思う。
看板は、もうちょっとなんか、温かいデザインにしたい。
次にこれ、壁を作りたいのか壁を作りたくないのかはっきりしたい。
もっとはっきり壁らしいパーティションを設置して、ホワイトボードはそこに貼り付けたい。
などと思うが、なかなか手が回らない。
話にまとまりがないが、これは日記なので、仕方がない。